デート後のLINE返信に隠れた男性心理|“本気の女性”にだけ起きる気持ちの変化

📘 第5話|デート後のLINEに隠れていた本音と小さな変化
■ 帰宅して5分、謎の“男の反省会”が始まる
家に帰った瞬間、体から力が抜けた。
靴を脱ぎながら、頭の中にはさっきの場面が次々と再生される。
(今日の俺…変じゃなかった?
あの沈黙のとき、変な顔してなかった?
なんか余計なこと言った気もするし…)
デート帰りの余韻は確かにあったはずなのに、
家に入った瞬間から「自己採点モード」に強制シフトするのが男の性だ。
嬉しいくせに、それを素直に味わえない。
36歳にして未だにこじらせポイントが多すぎる。
■ スマホを見る → 置く → 見る(無限ループ)
シャワーを浴び、麦茶を飲み、ようやく一息つく。
すると自然と、手がスマホに伸びる。
(いやいや、そんなすぐ来るわけない。落ち着け俺。)
——と言いながら開いてしまう。
で、来ていない。
(まぁそうだよな…)
——と言いながら閉じる。
そして気づくとまた開いてる。
この 「期待しないフリした期待」 が一番やっかいだ。
オンラインの時はあんなに冷静だったのに、
対面の温度は、どんな36歳でも簡単に動揺させる。
■ “返信が来ない3時間”で男が考えていること
・沈黙の間、変じゃなかった?
・自分の話、重くなかった?
・話題、もっと用意すべきだった?
・デザート半分こ…あれ距離縮めすぎ?
・いや良かったのか?
・いやどっちなんだよ!!
自分でも笑えてくるくらい落ち着かない。
天井を見つめながら、心の中では完全に会議が始まっていた。
(おい暴走すんな。アプリ時代の失敗、忘れてないよな?)
喜びと不安が綱引きしてる夜。
いい歳した大人なのに、心だけは10代に戻っていた。
■ 日付が変わる直前、“彼女の名前”が光った
スマホがコトッと震えた瞬間、
ほんの少し情けないほど心臓が跳ねた。
彼女からのメッセージ。
「今日はありがとうございました。
とても楽しかったです。
またお会いできたら嬉しいです☺️」
この「☺️」が、すべてを柔らかくしていく。
(……あ、嫌じゃなかったんだ。)
(むしろ、また会いたい…って意味だよな?)
布団の中で小さく息が漏れた。
嬉しいと安心が混ざった“あの感じ”は、久しぶりだった。
■ 男はこの瞬間から“本気モード”に入る
優しいLINEひとつで、男性心理は一気に傾く。
・次はどこ行こう
・何を話そう
・どんな表情を見られるだろう
さっきまで騒がしかった不安は、不思議と静かになっていた。
胸の奥で、
カチッ
と小さなスイッチが入った気がした。
■ 寝る直前、まだ少し怖さが残る
スマホを置いたあと、ふと冷静な自分が戻る。
(でも、油断したらダメだぞ。)
(期待しすぎて転んだこと、何度もあるだろ。)
嬉しさの裏側に、ちゃんと怖さもある。
でも今回は、
その“怖さ”よりも
“また会いたい”の温度のほうが少し上回っていた。
それが、自分にはすごく大きかった。
■ 翌朝、メッセージを読み返して気づいたこと
目覚めてすぐ、スマホを開く。
昨夜のメッセージをもう一度読む。
胸の奥が、じんわりあたたかい。
(次…いつ会えるかな。)
こんなふうに思う朝なんて、ずいぶん久しぶりだった。
これはもう——
恋が静かに形になりかけてる合図
だと思った。
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