デート後、静かに“本命スイッチ”が入る瞬間|男性が心を許すのはこんな女性

📘 第6話|彼女の“本音”がちらりと見えた日
■ デートから数日…気づけば彼女が浮かんでくる
初デートから数日。
仕事の休憩中、コーヒーを飲んでいたら突然、あの時の彼女が浮かんだ。
カフェで笑った目元。
飲み物を両手でそっと受け取る仕草。
考え込むときの「あ…」という小さな間。
どれも派手じゃない。なのに、妙に残っていた。
「……ん? 俺、この人のこと気にしてない?」
いや、気にしてるな。どう見ても。
ただ、それを“好意”と認めるのはまだ怖かった。
一歩踏み込む勇気が出ない自分がいた。
■ メッセージの“温度”が、じわっと心をほどいてくる
初デート以降、彼女とはゆったりしたペースでやり取りが続いた。
返信は早すぎない。
文量もちょうどよくて、気を張らずに読める文章。
絶妙に距離を詰めてこない。
仕事終わりにスマホを見ると、
「お疲れさまです☺️ 今日は寒かったですね」
そんな一言が届いている。
派手じゃない。でも、すっと入ってくる優しさがある。
「この文体、なんか落ち着くんだよな…」
気づけば、彼女の言葉に少しだけ期待している自分がいた。
■ “誘いやすい隙”を自然に置いてくれる人だった
本当はこっちから誘いたかった。
でも怖かった。
重いと思われたら?
勘違いだったら?
そんな中、彼女がふと送ってきた。
「この間、yuukiさんが好きって言ってたあのお店、気になります〜
今度、あそこ行ってみたいです」
その一言が、本当にありがたかった。
「あ、この人との会話って、前に進むんだ」
気づいたら、次の約束が自然に決まっていた。
アプリ時代の僕が聞いたら泣くやつ。
■ 彼女の“好意のかけら”に気づくたび、心が揺れた
メッセージの中に、ときどき引っかかる言葉がある。
「yuukiさんって落ち着いてますよね」
「お話しやすかったです」
「またお会いできるの嬉しいです」
好意なのか、社交辞令なのか。
判断はつかない。でも、その“揺れ”が悪くなかった。
「恋って、静かな揺れから始まるんだな」
初めてそう思った。
■ 信号待ちの赤色を見た瞬間、気持ちがゆっくり形になった
仕事帰り、信号待ちで赤色をぼーっと見ていたとき。
心の中が静かに整理された。
「もっと話したいな」
「もっと知りたいな」
理由なんてない。ただ、それだけだった。
“傷つきたくない”が100%だった頃から、
ほんの少しだけ気持ちの向きが変わっていた。
■ 担当さんの言葉で、背中を軽く押された
相談所の担当さんに報告した。
「次のデート、自然に決まりました」
すると担当さんは微笑んで言った。
「とても良い流れですよ。ゆっくり大事に進めていきましょう」
不思議なほど胸に刺さった。
プロがそう言うなら……と思えた。
向こうの担当さんにもヒアリングした上での言葉だと後で知り、
少し照れくさくもあった。
怖さはまだある。
でも、期待“しない”で進むのはもう無理だった。
■ 次回予告:静かに距離が縮まる2回目デート
次のデートの日程はもう決まっている。
まだ確信も自信もない。
でも、前とは違う“静かな楽しみ”が胸にあった。
「次に会うのが、ちょっと楽しみだ。」
その気持ちのまま、久しぶりにゆっくり眠れた。
🔵 シリーズ:前後のエピソード
